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2001.10.27 ボランティア国際年記念シンポジウムINひろしま&NPO広場(広島国際会議場)


「みんなで語ろうボランティア」

俳優であり武道家の藤岡 弘氏により、基調講演が行われた。
御自身のボランティア体験と、我々へのメッセージを、熱く熱く語られた。
難民のこどもたちとの「心の交流」の話は、観客の感動を呼んだ。

●「命より重いものは、"愛"である。」-コソボ難民の子供との交流で。
子供の親は、銃弾から子供を守るため、盾となって死んだ。
子供は、"親の写真"だけを携え、攻撃から逃れるためひたすら野を超え山を越え川を渡り、難民となった。
親の返り血を浴びたままの少年は、親の写真を見せながら、「これが、自分の親だ」と言って、泣いた。

●「こどもたちは、"安心できる場所"が欲しいんだ。」
難民キャンプのこどもたちは、最初に出会った時には、こちらをただ「じーっ」と見つめている。
彼らは、キャンプに辿り着くまでに、様々な辛い目に遭っていた。
「この人達は、自分達を殺しに来たのかもしれない。」
こどもたちは、我々が味方であるかどうかを確かめようとしているのだ。
そんな時、藤岡氏はこどもたちを「強く抱きしめてやる」のだ、という。
「君達にも味方がいるんだよ。」ということを、伝えるためだ。
すると、たちまちこどもたちの表情は明るくなり、彼らの目は輝く。

彼らを救うつもりでいたのが、逆に自分達が、彼らに救われていたことに気付いたという。
本当に必要な支援とは、単に「カネやモノ」だけではないのだ。

「地球上の多くの人が、三食食べられずにいる。私は、あれから食事は残さず食べるようにし、必要ないものは買わないようにしている。周りの者にも、そうするよう教えている。」
「カネやモノは、あの世へは持って行けない。生きているうちに、いかに人のために使うかが問題だ。」
「1人でも怠惰な先祖がいたら、自分は存在していない。親に、祖父母に、曽祖父母に、そして先祖に感謝しなければならない。そして、自分も藤岡家の血を絶やさないようにしなければならない。」
「人間の人生はたかが100年、されど100年。ボランティア活動を通して自己鍛錬し、感動のある人生を送ろう。」

様々な名言を残した"仮面ライダー1号"は、限りなく熱く、そして優しい漢だった。

(レポート:モバイルチームR@杉野)


「プチ災害シュミレーション」

神戸・愛知・広島・鳥取・高知の各被災地で"修羅場"をくぐり抜けてきたパネリスト達が、一同に会した。 参加者に救急法を指導する、広島RB赤十字奉仕団朝野隊員。

広島RB副代表 水戸川隊員をコーディネーターとして、「プチ災害シュミレーション」が行われた。
呉市在住 岡本 孝氏(6・29豪雨水害・芸予地震で被災。建設業者としての特色を生かした、特殊機械を用いたボランティアとして活動)、愛知県新川町社会福祉協議会 鹿山 秀樹氏(愛知水害で、ボランティアセンター運営。芸予地震・高知県西部豪雨災害においても活動)、被災地NGO協働センター事業部長 中江川 徹氏(阪神淡路大震災後の神戸にて活動)、広島RB赤十字奉仕団 朝野隊員が、パネリストとして、各々の貴重な体験談を語った。

自宅に軽トラック200台分(約150t)の土砂が流れ込んだ岡本氏は、土砂を撤去するボランティア達の活動を目の当たりにし、自らも被災しているにも関わらず、特技を生かした災害ボランティアとして立ち上がった。

新川町社会福祉協議会の鹿山氏は、大雨で川が氾濫し、地上2mまで上がった水の中を泳いで(!!)、17件の民家を回った。
そして、三日三晩寝ずに活動し、ノック・アウトされることになる。
彼はその後、日本各地で発生する災害現場に姿を現わすこととなった。
「やっぱり、自分が体験してるから、気になって、放っておけないんですよね・・・」

皆、過酷な状況を経験しているだけあって、その発言には重みがあった。
今回シュミレーションに参加して下さった皆様には、災害ボランティアの有り方が見えてきたのではないか?と思う。

参加者から、ボランティア活動に対する質問・意見も飛び出し、活発な意見交換がパネリストとの間で交わされた。こうした議論も、非常に有意義だった。

参加者を対象とした、交通事故被害者に対する救急法の実演も行われた。
被害者を助けようという意識があっても、正しい知識がないと救えない。
救急法がいかに重要であるかを、参加者に知って頂くことができた。

事故で怪我をして動けず困っている人は、自分ではどうすることもできない。誰かの助けが必要だ。
被災地で、自分ではどうにもできず困っている被災者を救うことも、同じではないだろうか?
まず、最初の一歩を踏み出すこと、それが重要だ。

今回のセッションに参加された皆様、運営を支えた隊員の皆様、どうもお疲れ様でした!!

<プチ災害シュミレーション資料は、こちらをクリックして下さい!!>


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