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<プチ災害シュミレーション資料>


NPO広場 特別シンポジウム
セッションB「プチ災害シュミーレーション」

パネリストの皆様。

手前から、呉市在住 岡本氏、
愛知県新川町社会福祉協議会 鹿山氏、
被災地NGO協働センター事業部長 中江川 徹氏、
広島RB赤十字奉仕団 朝野隊員。

1. パネリスト紹介
・被災者 岡本 孝氏
・社会福祉協議会 鹿山 秀樹氏
・被災地NGO協働センター 仲江川 徹氏
・広島県安全赤十字奉仕団 朝野 千明氏

2. 解説
・社会福祉協議会とは(鹿山氏)
・被災地NGO協働センター、NGOとは(仲江川氏)
・赤十字奉仕団、NPOとは(朝野氏)

3. 会場からの内容に関する要望募集

第一部
4. 被災時(岡本さんの体験談)

5. 災害ボランティアセンターの設立
・地元対応(鹿山氏)
・救援(仲江川氏、朝野氏)
・被災者(岡本氏)

6. 災害ボランティアセンターの運営
・運営側としてのポイント(鹿山氏)
・救援(外人部隊)としてのポイント(仲江川氏、朝野氏)

7. 被災者として

8. ボランティアとして

(休憩)
交通事故時の応急手当実演 〜ボランティアの精神を考える〜
             (広島安全赤十字奉仕団・広島RB赤十字奉仕団)

目の前で、突然消えようとする命を助けるために、あなたができる事は?
テーマ「気持ちと技術、そして一歩を踏み出す勇気」

(休憩)

第二部
9.ボランティアの役割を考察

・ 会場からのパネリストへの提言と要望
・ パネリストからの回答と取組みの紹介

10.結論


パネリスト紹介

岡本 孝 氏(呉市在住の6.29水害被災者)

1999.6.29水害時に被災され、自宅の復旧に来てくれたボランティアさんのパワーに勇気付けられたことから、復旧翌日から災害ボランティアに転身し、現場リーダーとして活躍。
水害ボランティアセンターに掘削機、重機などを自腹で持ち込み、ボランティアセンターの機械化と能率化に貢献した。
呉市において建築業を自営、また消防団員としても活躍している。
ボランティアには学生時代から取り組み、献血ボランティア団体などにも所属している。

鹿山 秀樹 氏(東海豪雨災害に対応した社協マン)

2000年9月の東海豪雨災害時に、最も被害を受けた新川町・西枇杷島町のボランティアセンターで核として対応した社会福祉協議会職員。
あまりの被害と集まってくれたボランティア団体等の思惑、そしてマスコミ報道などにより被災者と行政の板ばさみにされ、ノックアウトされた経験を持つ。
以後の災害には必ず現れ、混乱する災害ボランティアセンターを自らの経験を活かして立て直す、災害対応では日本で一番有名な社協マン。
日本各地で講演、シンポジウムにと活躍中。

仲江川 徹 氏(国内国外を問わず被災地を救援するNGOコーディネイター)

1996年2月より、「阪神大震災ちびくろ救援ぐるうぷ」(現ぐるうぷえん)にて仮設住宅で暮らす被災者の支援を始める。
その後、被災地NGO協働センターにおいて専従スタッフとして災害救援を担当、福島水害、栃木水害、神戸新湊川水害、トルコ地震、台湾地震と現地入りし、救援活動を行う。
現在は、同センターが「災害救援委員会」事務局を務める海外災害を担当し、現地で救援活動、情報の収集・発信等を行う現地コーディネイターとして活躍中。

朝野 千明氏(広島県安全赤十字奉仕団防災部長・広島RB赤十字奉仕団HP管理者)

普段はマツダマンとして忙しく働くが、休日には、日本赤十字社救急法指導員として活動する傍ら、東海豪雨災害、鳥取西部地震、芸予地震、高知県西部水害において救援活動を行う。
特に、芸予地震の際には、くれ災害ボランティアセンター内にボランティアのための応急手当所を日本で初めて開設するなど、災害ボランティアセンターの安全性を考えるボランティアコーディネイターとして活躍中。
広島RB赤十字奉仕団では、HP(ホームページ)管理者として迅速な被災地情報の発信にも取組んでいる。


災害時における社協の役割について
〜昨年9月の東海豪雨災害を経験した社協職員の立場から


愛知県新川町社会福祉協議会
鹿 山 秀 樹
はじめに
被災した人たちは誰もが口を揃えて「まさか・・・」という。

1. 社会福祉協議会(通称 社協)とは?
(1) 一言でいえば「地域福祉の推進における中心的な役割を持つ組織」
(社会福祉法)
(2) 社協が目的とする事業(社会福祉法第107条)
@ 社会福祉を目的とする事業の企画及び実施
A 社会福祉に関する活動への住民参加のための援助
B 社会福祉を目的とする事業に関する調査、普及、宣伝、連絡、調整及び助成

2. 災害と社協の関係は?
(1) 災害が起こったら、社協は災害支援機関の一つとしてその対応に迫られる
(2) 全国のどこで災害が起こってもそこには必ず社協がある
(3) 最近では、社協が関わっていないボランティアセンターはほとんどない

3. 災害時における社協の役割
(1) 要援護者への支援
 災害時に最も不自由を強いられるのが、災害弱者と言われる高齢者、障害者、児童、傷病人、外国人であることは言うまでもない。
情報伝達、救助、移動、看護、介護、日常生活のあらゆる場面において援助が必要になる。
この課題がいつも忘れられがちになり、状況の混乱による対応の遅れや不手際が彼らへの処遇のしわ寄せとなり表れる。
この課題に対応出来る、然るべき機関は、行政、社協、福祉施設、病院、保健所等であり、それぞれ専門性を発揮して、その対応に当たる必要がある。
ニーズの中身としては2種類あり、1つは平常から必要なニーズ(車いす利
用のため、自力で移動が困難、聴覚障害であるため情報が得られない等)、2つ目は災害によってもたらされた新たなニーズ(地震による家屋の倒壊、水害による家屋の浸水)がある。
弱者支援の場合は、前者と後者の両方の困りごとを視野に入れるとともに、両方の困りごとが重なることによって引き起こされるニーズも考えなければならない。
社協が対応できる部分として、在宅サービスの早期再開、継続実施が必要に迫られる。
災害時に日常のホームヘルプサービス、デイサービス等の在宅サービスを実施することは、十分災害弱者支援になりうる。
緊急時だからこそ、平常時の活動を冷静に行う視点が大切である。

(2) ボランティアセンターの設置、運営
 災害時のボランティアセンター設置については、さまざまな形があるが、どこが最終的に責任を持つのか明確にしておく必要がある。
 地域の実態や社会資源にもよるが、田舎に行けば行くほど社会資源に限りがあり、責任を持ったセンター運営を担える候補としては、行政か社協である。
 最近、官民協働という形が流行っているが、責任の所在が不明確になる可能性もある。
 実際、不公平な民の活動を、公平が原則の官が支援する弊害があるのも事実であり、社協を中心とした関係機関の協働運営が、一番現実的で、どの市町村においても当てはまるように思う。
 また、逆に全く民の活動であれば、行政との連携の部分での不都合や、社会一般における認知度の点から活動しにくい点が出てくる。
 そのような意味で、社協がボランティアセンターの運営に責任を持つ必要があるとともに、日常のボランティアセンターの活動が災害時に功を奏することとなる。
 実は、社協のほとんどは、ボランティアセンターの看板を上げ、ボランティア支援を日常的に行っているのである。(寝たきりのところも多いが・・・)
 
4. 社協とネットワーク
(1) 「ふれあいネットワーク」と言うわりにはネットワークが弱い
(2) 社協は、社協以外の機関をあまり知らない
(3) いろいろと組織を作りたがるが、災害時は組織を活かすことを思いつかない

5. 昨年の災害時におけるボランティアに関する課題
(1) 被災者(ボランティア)は何をどこまで手伝ってもらったら(手伝ったら)いいのかわからない
(2) 住民はボランティアがどんな人なのかわからない
(3) 外部の応援団と被災者を結ぶキーパーソンがいない

6. 新川町社協の災害への備え
(1) 災害対策計画の策定
(2) 災害時のボランティアコーディネイター要請講座の開催
(3) 災害備品の整備
(4) 防災訓練への参加
                                      


災害ボランティアのすすめ 〜21世紀型災害ボランティア

広島レスキューサポートバイク赤十字奉仕団
(広島RB赤十字奉仕団) 朝野 千明

1, できることを、できる人が、できる時に!
無理は禁物  〜命がけ? たゆまぬ努力? 最小の努力でできることの集約が最大の効果。
社会生活に必要なものは、被災地でも必要  〜被災地でも化粧品は要る。使い古しの下着は要らない。

2, 災害ボランティアは何故要るの?
行政は平等だが、ボランティアは公平・不平等
行政、ボランティア、住民、被災者、マスコミが協力した活動を (してあげる行動ではない)

3, 災害ボランティアは自己完結?!
衣食住は各自調達が原則(自己完結)
21世紀型:ボランティアによる、ボランティアのための、ボランティア 〜宿泊、応急手当、食事、マッサージ

4, 被災地の行政機関は?
ボランティアを受け入れ、利用する準備が必要  〜災害ボランティアを知ること
ボランティアセンターを開設する場所の準備と、サポート体制 〜21世紀型: 多団体共同・官設民営
ボランティアをコントロールせず、センターに任せる (“県外ボランティアお断り”の弊害)
  〜行政の考えと違う動きが求められる。被災地機関は頑張りすぎないことが重要。

5, 日赤は行政機関?
1) 指定民間団体  〜災害時は自衛隊・消防などと協力・・ 医療救護
2) ボランティア団体  〜被災者の自立支援・・ 福祉救護   ⇒  防災ボランティアの養成

6, バイクに乗れる災害ボランティア(バイクから降りないボランティアに被災地は見えない)
バイクに乗ることが目的ではなく、バイクから降りた時に何ができるか
インターネットによる情報公開、ネットワークの活用
広島RB赤十字奉仕団  http://www.geocities.co.jp/MotorCity-Pit/9915/index.html
広島RB http://www.geocities.co.jp/MotorCity/6989/newindex.htm
情報収集自体が目的ではない  〜情報に基づくボランティアセンターの運営、自立支援

災害ボランティアの活動は変化しつづけています。活動に正解や不正解はありません。


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